天然氷で作られたメイン氷像が設置され、「流氷曳き人間ばん馬」や、「氷柱ガマン抱きつき大会」などのプログラムや、夜には氷像がライトアップされます。
もんべつ流氷まつりのはじまり
当時、紋別市民にとって流氷は厄介ものでした。流氷に覆われる1月から3月までは、海が閉ざされ、漁船は漁が出来ない時期となります。そんな海の厄介者をなんとか地域の活性化に生かせないかと考案されたのが、この流氷まつりです。
1963年(昭和38年)「もんべつ流氷まつり」は始まりました。北海道では、さっぽろ雪まつり、旭川冬まつりに次いで歴史のあるお祭りです。
流氷まつりの提唱者は田中峰雲さん。1914 年、紋別に生まれた田中峰雲さんが、再び紋別に戻ったのが1961年。彼は、紋別の高台にある紋別公園で「子供たこあげ大会」、「子供豆まき大会」を開催しました。そして彼は「流氷は観光資源になる」。流氷に閉ざされ、みんなの心が沈んでいる時期に、みんなが楽しむ催しを開催したいと、紋別商工会議所に「流氷まつり」の企画を持ち込みました。しかし、「みんなが嫌う流氷を賛美する祭りを開催するのは不可能」ということで却下され、次に、紋別市役所に企画を持ち込みますが、同様の回答でした。そこで、商店主らの協力を得て小さな雪像と氷像を造り、子供たちを集めて、単独で催しを開催しました。そこに足を運んだ紋別商工会議所会頭の大野広太郎氏は、この時期沈んでいるはずの人々の明るい笑顔を見て、「紋別で流氷が訪れる時期に祭りを開催しようと、決断したのだそうです。
第一回目の流氷まつりのメイン雪像は、「北海の熊」「ラビット」の2体だけで、氷の彫刻の出展も少なかったのですが、3 日間で延べ1 万人が来場、予想を遥かに上回りました。催しは、花火大会や小中学生の雪中運動会、腕相撲大会、アイヌの踊り、漁業関係者による大漁祈願祭、沖揚げ音頭などでした。
田中峰雲さんは1970年に亡くなるまで、流氷まつりの運営に関わりました。流氷まつりは、その後の流氷観光の第一歩となったといっても過言ではないでしょう。
メイン氷像一覧
- 1963年 「北海の熊」
- 1964年 「おとぎの国」
- 1965年 「紋別城」
- 1966年 「スフィンクスエジプト」
- 1967年 「ビヤゼル城・回教寺院・ベルム塔」ドイツ、ベルギー
- 1968年 「流氷大仏像」
- 1969年 「ノートルダム寺院」パリのセーヌ川に浮かぶシテ島にある大聖堂
- 1970年 「えびす様」
- 1971年 「オホーツク不夜城」
- 1972年 「竜宮城」
- 1973年 「宝船」
- 1974年 「オホーツク陽明門」平安京大内裏の外郭12門の一つ
- 1975年 「恵比寿・大黒神」
- 1976年 「エマヌマーレ2世記念館」イタリア王
- 1977年 「スペインの古城」
- 1978年 「やん衆御殿」
- 1979年 「道庁赤れんが」1回目
- 1980年 「白雪姫のお城」
- 1981年 「オホーツクに翔く炎の鳥」
- 1982年 「オホーツクの守り巡視船もんべつ」
- 1983年 「サファイアの館」
- 1984年 「シンデレラ城」
- 1985年 「バイオロボ」バイオマンに登場する大型ロボ
- 1986年 「オホーツクの城」
- 1987年 「アイスランド友好館」
- 1988年 「ドラゴンクロス」アニメ聖闘士星矢
- 1989年 「NORIだー」とんねるずの番組で登場したキャラクター
- 1990年 「バットマン」映画
- 1991年 「タージマハール」北フェスト館インドの世界遺産
- 1992年 「THE30アイスフェスト」OREGON CAPITOL
- 1993年 「あしたを創る北の友好館」
- 1994年 「流氷王国城」(モデル首里城正殿)沖縄県那覇市首里
- 1995年 「オホーツクタワーと親水防波堤」
- 1996年 「赤坂迎賓館」国賓を迎え入れた時の宿泊施設等
- 1997年 「釜石大観音」 仏舎利塔岩手県釜石市
- 1998年 「平等院鳳凰堂」
- 1999年 「西遊記」
- 2000年 「道庁赤れんが」2回目(1回目は第17回)
- 2001年 「東京駅」1回目
- 2002年 「金閣寺」
- 2003年 「大阪中央公会堂」平成14年11月にリニューアル
- 2004年 「バッキンガム宮殿」イギリス ロンドン
- 2005年 「故宮博物院「神武門」」中国 台北市
- 2006年 「国会議事堂」
- 2007年 「札幌ドーム&B.B」2006年日ハム優勝
- 2008年 「ザ・ウィンザーホテル」洞爺
- 2009年 「上藻別駅逓」
- 2010年 「ホワイトハウス」アメリカ
- 2011年 「ビュルツブルグのレジデンツ」ドイツ ビュルツブルグにある大司教
- 2012年 「中尊寺本堂岩手県西磐井郡平泉町
- 2013年 「東京駅」2回目(1回目は第39回)
- 2014年 「ウィンターシアター」
- 2015年 「チャクリーマハープラサート宮殿」タイ・チャクリー王朝の歴代王たちの居城
- 2016年 「旧函館区公会堂」歴史的建造物で国の重要文化財
- 2017年 「マレーシア シティホール」マレーシアの世界遺産地区にある建造物
- 2018年 「カンボジア アンコールワット」
- 2019年 「熊本城震災復興への祈りを込めて」
- 2020年 「首里城」 正殿再建支援 支援金募金活動
- 2020年 コロナ禍により開催中止
- 2022年 「諫早(いさはや)神社、アマビエ」コロナ過が収まっていない中での開催のため、飲食ブースやステージイベントを自粛し「通過観賞型」として開催。
- 2023年 「姫路城」材料となる天然氷が確保できなくなり、氷像制作・展示は中止とし、代替えとして雪のメインステージになりました。
- 2024年 「ノートルダム大聖堂」オリパラが開催されるパリの建造物
- 2025年 「總持寺祖院(そうじじそいん)」石川県輪島市
イベント
流氷まつりで開催されるイベントについて紹介します
氷柱がまん抱きつき大会
氷柱にどれだけ長く抱き着いていられるかを競います。早い人は秒で脱落するそうですが、優勝者は何分も氷を抱きしめているのだとか。
人間カーリング
ふたり一組で、ひとりがソリに乗って、もうひとりが押す役です。そりに乗った人を、目的の場所にいかに近づけて止めることが出来るかを競うゲームです。
オホーツク流氷曳き人間ばん馬大会
6名(出走者5名、補欠1名)で1チーム。1チームごとに氷を引き、コース途中に設置している障害物をこなしながら出走します。2回出走して、そのうち早い方のタイムを採用し、上位3チームが決勝に進みます。
※参加するには事前に応募が必要です。
流氷アイスランド共和国
流氷まつりのイベントではありませんが、毎年2月、もんべつ流氷まつりが開催される前後の1ヶ月間に氷の「Ice」と「愛す」をかけたアイスランド共和国が、開国します。紋別市海洋公園イベント広場を主会場として、冬だからこそ体験できるアクティビティや、寒さを楽しむイベントなどが企画されています。約一カ月限定の国家ですが、大統領や副大統領なども決め、北ヨーロッパの北大西洋上にあるアイスランド共和国からもお墨付きをもらっています。目玉の一つは、雪で作った巨大迷路。結構本格的で、迷って出口までたどり着けないこともあるため、通路のところどころに迷ったときの連絡先が掲示されています。夜はライトアップされて、氷のステージや氷で作られたレストランなどに、赤や青の光がキラキラ輝いています。共和国最大の催しは、オホーツクまるかじりパーティーで、流氷まつりの開催中、2月上旬の土曜日の午後6時からスタートします。
- 会場
- 紋別市ガリヤ地区(北海道紋別市海洋公園1)
- 期間
- 毎年2月
- お問い合わせ
- 0158-24-3900(紋別市観光協会)
もんべつ流氷まつり基本情報
- 会場
- 紋別海洋交流館(ガリンコステーション)横駐車場
〒094-0031 北海道紋別市海洋公園 - 期間
- 毎年2月上旬
- お問い合わせ
- 0158-24-3900(もんべつ流氷まつり実行委員会事務局)
- URL
- もんべつ流氷まつり| 紋別観光案内所
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