北海道最古の祭り「江差姥神大神宮渡御祭」

かつて江差はニシン漁と北前船による交易で繁栄を極めていました。そんな江差の守り神として親しまれてきた「姥神さん」。それが「江差姥神大神宮」であり、姥神さんのお祭りが「江差姥神大神宮渡御祭」です。北海道最古の祭りで、その年のニシン漁が終わり、景気にわきかえる夏の江差で、豊漁に感謝を込めて賑やかにとり行われていました。そして今は、はるか遠い江差のニシン景気を現代に伝える夏の大祭となっています。

毎年8月9日に宵宮祭、10日本祭<渡御祭> 下町巡行・11日本祭<渡御祭・遷霊祭> 上町巡行が行われています。

祭りでは、13台の山車(ヤマ)が町中を絢爛豪華に練り歩きます。御所車ふうの台車に、二層、三層の桟敷が設けられ、中央には歴史上の人物(例えば水戸黄門や武蔵坊弁慶など)の等身大の人形が山車の守り神として据えられます。巡行を終えた13台の山車は姥神大神宮前の広場に集まります。

そして今度は神輿の宿入れが始まります。篠竹を束ねた長い松明に火がつけられ、8人の若者が、鳥居から拝殿までの参道を清めながら一気に階段を駆け上がり、その後ろに若者に担がれた神輿が続きます。1基目の神輿は七度、二基目は五度、三基目は三度行っては戻りの儀式を繰り返し、神殿に神輿が納まると、歓喜の雄たけびがあがります。

宿入れが終わるとニシン漁の網おこしの歌が披露され、まつりは終わりを告げます。

祭が終わると秋の気配が感じられることでしょう、

最新の日程はこちらでご確認ください

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