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国内最大の雪まつり「さっぽろ雪まつり」

北海道の見どころ

毎年2月上旬から中旬にかけて、大通会場・つどーむ会場・ススキの会場の3か所で開催され、約200基の像が作られます。

雪まつりの歴史

雪まつりの始まりは、終戦後間もない1950年、地元の中・高校生が6つの雪像を大通公園に設置したことがきっかけでした。当時は雪像作りのノウハウもなく、市内の美術教師が中心となって、生徒たちと試行錯誤の末、3~5メートルの雪の像を完成させました。
1953年には、伏見高により高さ15メートルの大雪像「昇天」がはじめて作られ、1955年には、自衛隊が参加し、大規模な雪像づくりに挑戦し、高さ11mのマリア像「栄光」を制作しました。
1963年、雪まつりとは別に、自衛隊真駒内駐屯地でスノーフェスティバルが開催され、1965年からの真駒内が第2会場となるきっかけとなりました。
1972年、冬季オリンピックが札幌で開催された年には、「ようこそ札幌へ」のテーマで雪まつりが世界に知られるようになりました。また、冬季オリンピック会場にも巨大な雪像が登場しました。
1983年から3番目の会場として「すすきの会場」が登場、料理店やホテルの料理人たちがノミを片手に氷像づくりに取り組みました。1984年、会期を7日間とし、1990年、中島公園を第4会場として新設しましたが、1993年には中島公園の第4会場を大通12丁目へ移動。
1996年からインターネットでの情報発信を開始し、インターネットを通じて、国内外の小中高生に市民雪像のアイデアを募集するようになりました。2005年で40年続いた真駒内会場が閉鎖し、2006年から2008年はさとらんど会場を開設、2009年からは第2会場をつどーむ会場とするなど、雪まつりは時代に合わせて変化し続けています。
2021年~2022年は新型コロナウイルスの影響により、オンライン形式で開催、2023年は規模を縮小して開催、2024年に新型コロナ禍前と同等規模の開催となりました。

過去の作品

大通会場の主役は大雪像ではないでしょうか。過去の大雪像をみると、その時代を映す鏡となっているように感じます。

  • 昭和28年「昇天」
  • 昭和37年 「桃太郎」東京オリンピックを2年後に控えて開催された、国体の岡山大会で、シンボルとして桃太郎が活躍しました。
  • 昭和38年 「ガリバー旅行記」ガリバー旅行記に登場する国はほとんどが架空の国ですが、唯一登場する国が日本。ガリバー旅行記が書かれたころ、日本は鎖国の真っ最中だったのでは?
  • 昭和39年 「スフィンクス」スフィンクスと写るサムライたちの写真があるのだとか。
  • 昭和40年 「新幹線ひかり号」昭和39年、東海道新幹線(東京~新大阪間)開業時に「ひかり」が誕生しました。
  • 昭和41年「バビロンの塔」旧約聖書に登場する架空の塔
  • 昭和42年「オリンピックの夢の架け橋」昭和47年札幌でのオリンピック開催が決まり盛り上がっていました
  • 昭和43年「金太郎 第4黒部ダム」
  • 昭和44年「一寸法師」
  • 昭和45年「浦島太郎」
  • 昭和46年「桃太郎の鬼退治」
  • 昭和47年「ガリバーようこそ札幌へ」
  • 昭和48年「大国主命と因幡の白兎」
  • 昭和49年「さるかに合戦」
  • 昭和50年「花咲じいさん」
  • 昭和51年「分福茶釜」
  • 昭和52年「八岐の大蛇」「桜島と西郷さん」
  • 昭和53年「舌切り雀」「世直し大黒さま」
  • 昭和54年「桃太郎」「明治村」(大通会場)「ダイモス」(真駒内会場)
  • 昭和55年「かちかち山」「ミーシャとくん太」(大通会場)「キングコング」(真駒内会場)
  • 昭和56年「めんそーれ沖縄」「はばたけポートピア’81」(大通会場)「ジャックと豆の木」(真駒内会場)
  • 昭和57年「博多祇園山笠」「太宰府天満宮狛犬」(大通会場)「おはようスパンク」(真駒内会場)
  • 昭和58年「ホンコン時計塔とスターフェリー」「大阪城」(大通会場)「ガリバーと小人たち」(真駒内会場)
  • 昭和59年「すさのおの尊」「首里城正殿」(大通会場)「シャンシャン馬そり」(真駒内会場)
  • 昭和60年「かぐや姫」「コスモ星丸」(大通会場)「シャンシャン馬そり」(真駒内会場)
  • 昭和61年「宝島」「金閣寺」(大通会場)「子供迷路」(真駒内会場)
  • 昭和62年「パーマン」「熊本城」
  • 昭和63年「敦煌の遺跡」「ソウルオリンピック・メインスタジアムとホドリ」(大通会場)「シンデレラ」(真駒内会場)
  • 平成元年「白鳥の湖」「鴻臚館と遣唐使船」(大通会場)「にこにこぶんぶん」(真駒内会場)
  • 平成2年「お坊ちゃま君」「難波宮・朱雀門」(大通会場)「迷路」(真駒内会場)
  • 平成3年「小田原城」「パリ・オペラ座とサッピー」(大通会場)「迷路」(真駒内会場)
  • 平成4年「桃太郎と岡山城」「スペイン村」(大通会場)「少年アシベ」(真駒内会場)
  • 平成5年「道後温泉とミカちゃん」「日中友好の門」(大通会場)「クレヨンしんちゃん」(真駒内会場)
  • 平成6年「讃岐の金毘羅さんと親切な青鬼」「国宝・姫路城」(大通会場)「どらえもんのび太の夢幻三剣士」(真駒内会場)
  • 平成7年「ジャイアンツ」「国宝・二条城 二の丸御殿」(大通会場)「屋島源平古戦場」(真駒内会場)
  • 平成8年「日本の美 延暦寺東塔と歌舞伎の世界」「国宝・比叡山延暦寺根本中堂」(大通会場)「高松城跡」(真駒内会場)
  • 平成9年「UFOの地球旅行」「国宝・松本城」(大通会場)「金毘羅さんとこんぴら歌舞伎」(真駒内会場)
  • 平成10年「みんなの地球」「大雪像・高知城」(大通会場)「ガンバレコンサドーレ」(真駒内会場)
  • 平成11年「北の動物たち」「鰊御殿と北前船」
  • 平成12年「夢大陸2000」「安土城」(大通会場)「雪とふれあう遊びの広場」(真駒内会場)
  • 平成13年「YOSAKOIソーラン チャイルドランド」「輪王寺大猷院」
  • 平成14年「ともだっちワールド」「韓国・光化門」
  • 平成15年「アロハハワイ」「江戸城」
  • 平成16年「GOGO(55)松井NYへ」「箱館奉行所と土方歳三」(大通会場)「のび太のワンニャン時空伝」(真駒内会場)
  • 平成17年「パワーアジア」「名古屋城」
  • 平成18年「ドリーム藍らんどOKINAWA」「法隆寺 金堂」
  • 平成19年「ようこそ!夢と魔法の王国へ」「国宝 彦根城」
  • 平成20年「守りたい地球、子供たちの未来」「国宝 犬山城」
  • 平成21年「夢~Dreams~」「浜松城」
  • 平成22年「北の動物園」「韓国・百済王宮」
  • 平成23年「観光王国宣言!北海道」「国宝 本願寺 飛雲閣」
  • 平成24年「雪の水族館」「会津 鶴ヶ城」
  • 平成25年「伊勢 神話への旅」「歌舞伎座」
  • 平成26年「ウィンタースポーツ天国、北海道!」「イティマド・ウッダウラ」
  • 平成27年「雪のスター・ウォーズ」「春日大社・中門」
  • 平成28年「進撃の巨人、サッポロ襲来!」「2016年3月26日開業!北海道新幹線」
  • 平成29年「奈良・興福寺 中金堂」
  • 平成30年「ファイナルファンタジ-XIV”白銀の決戦”」「奈良・薬師寺 大講堂」
  • 平成31年「Hard Rock Family Live~初音ミク&戸山香澄on Stage~」「届いたあたり前が、届ける喜び。~今日も走るレッドベア~」
  • 令和2年「ウポポイ(民族共生象徴空間)2020.4.24OPEN」

雪まつり基本情報

会場
大通会場(大通公園の西1丁目から西11丁目)
すすきの会場(札幌駅前通 南4条から南6条までの西3・4丁目)
つどーむ会場(札幌市東区栄町885番地1)
期間
毎年2月初旬の一週間
お問い合わせ
011-281-6400(さっぽろ雪まつり実行委員会)
URL
さっぽろ雪まつり公式サイト

さっぽろ雪まつり資料館

札幌羊ヶ丘展望台にあるさっぽろ雪まつり資料館では、雪まつりの歴史紹介を歴代のポスターや、雪像模型などパネルや写真などで知ることができます。

場所
〒062-0045 北海道札幌市豊平区羊ケ丘1番地
さっぽろ羊ヶ丘展望台の場内
料金(羊ヶ丘展望台入場料~すべて税込み)
一般料金(団体料金30名以上)
【大人】1,000円(900円)/【小中学生】 500円(450円)
札幌市民
【大人】500円/【小中学生】無料
お問い合わせ
TEL. 011-851-3080
URL
さっぽろ雪まつり資料館公式サイト

解体作業

大雪像は翌日の朝すぐに取り壊されます。氷像や雪像が解体される風景も見所のひとつです。最近では見物客が増え、ツアーに含まれているといううわさもあります。

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